最近「水」関連の風景がとても気になる。水と言ってもいろいろあるが最近のマイブームは河川。
自然な清らかな水の風景よりも人工的な、コンクリで固められた都会の川。海も海岸より港が好きな訳なんですが。
何せ私は都会モンですもので「川」も「海」もそれしか知らないのが本当のところ。無条件に美しい大自然の風景も勿論大好きで見に行きたいですが、それはまたその時に。
地元、東京の石神井川や神田川、名古屋に行ったら堀川など
橋の上で佇んで、ぼーっとあまり美しいと言えない水の流れを見るのが好き。
会社の近くを流れている川が雨で増水している時に横穴から滝のように流れ出てくる排水を見てそれがどこから来るのかなあ。とか、水門って何かイイよなあ。とか。 そんなんであります。
先日JRを2駅ほど乗って、赤羽の岩淵水門を見に行って来ました。岩淵水門とは荒川と隅田川の分岐点にある水門で、旧水門(赤水門)と新水門(青水門)、その名のとおり赤と青で彩色されたふたつの水門が間近に見られます。現在使用されているのは青い新水門のみですが、現役を引退した赤水門も東京都選定の歴史的建造物としてそのままの姿でそこにあります。
この近辺は、東京の典型的な土手風景としても有名でドラマや映画の撮影に使用されることも多く、最近ではツヨシさんの『僕と彼女と彼女の生きる道』で凛たんと小柳父がハモニカを吹いてたりしてたあの場所でありますな。
私が出かけたその日はやたらと風が強く、風に押されよろめく私は「ここは竜飛岬か!」などと思いもし、声にも出してしまいましたが辺りに人影はなく、聞かれなくて良かったね。(つーかまだ「天は我々を…」とか叫ばなくて良かったね)
当日は(風は強くとも)それはそれは良い天気で、雲ひとつ無い空に赤い旧水門が映えること。
青水門の方はなんとなく、昭和の香りのするSF小説を思い起こしてしまったのは勘違いでしょうか。小松左京とか筒井康隆とかさー、星新一とかそのヘンっぽくね?
近くにある資料館でいろいろと河川について勉強することが出来ます。子供の頃の社会科見学は友達とキャッキャする方が楽しかったけど、大人になってみると勉強するのって何だか楽しいんだよなあw
“荒ぶる”川、荒川。今現在は人工河川となって違う場所を静かに流れていますが昔はその名のとおりだったんですね。
隅田川、江戸川、新河岸川、小名木川…
石神井川、神田川。 谷端川はなくなってしまったけども、自分ちの近所を流れてる川が今でもあるんだからもう少しその川のこと知っていたいと思いました。
よし。今度またどっか川を見に行こう。 新しい、荒川ロックゲートも見に行きたいなあ。